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「恐れないで語り続けなさい」 使徒18:9~11 2015/5/7
コリントの町は重要な通商路に当り,商業に適し,工業も盛んで,政治的にはアカヤ州の首都であった.町の活気が不道徳と迷信の温床になったことも有名.そこにパウロは1年半腰を落ち着けて伝道した。そして誕生したのがコリントの教会である。
その教会の諸問題について解決するために書かれたのがⅠ、Ⅱコリント人への手紙となった。パウロはコリントの町で伝道していてユダヤ人の反対にあった。そのような時、主はパウロに語られました。
Ⅰ 福音宣教の命令
「恐れないで語り続けなさい。黙ってはいけない。」9節
4福音書、使徒に見られる宣教大命令がある。復活されたイエス様は弟子たちにイエス様の十字架と復活、神様の愛と赦しの福音を伝えるように命じられた。福音を伝えることは私たちの
責任です。聞いた人が信じ受け入れるかについては私たちの責任ではありません。聞いた人の
責任です。負わなくてもよい責任まで負おうとすると伝道が重荷になってくる。愛をもって伝
える責任を果たせばよいのだという割り切りが必要です。
伝道は神の言葉をもって神の民を呼び集めることです 救われるかどうかやってみるのではありません。信じなかったから失敗なのではありません。結果を見て失望する必要もありません。
Ⅱ 命令に伴う3つの約束
「恐れないで語り続けなさい・・・」主はすべてご存じです。パウロも恐れるようなことがあ
ったのでしょう。私達も恐れることがあることもご存知です。なぜ恐れなくても良いのか。
第1に,主が共おられるとの約束があります。「わたしがあなたとともにいるのだ。」10節
〈わたし〉(10)(主イエス)が共にいる.主の臨在の約束です。平安の源は主が共にいてく
ださることにあります。環境によるのではありません。
イザヤ41:10恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。
第2に,主の守りの約束があります。
「だれもあなたを襲って、危害を加える者はない。」10節 だからあなたは安全です。あなたには主の守りがあるのです。主が共におられる!決して自分ひとりではないことをすることです。
第3に,コリントに神の選びの民は多いという収穫の約束があります。
「この町には、わたしの民がたくさんいるから。」10節 コリントの人はこの世の富や、偶像礼拝、肉欲で退廃していました。その人々に対して主は「わたしの民」と呼ばれたのです。うわべで人を見るのではなく、神の側から見なければならなりません。全ての人をキリストがご自身の血を流してまで贖い取られた人という目で見ていかなければならないのです。その人も神の民であると考える。なんとかその人に気づいてもらいたい。あの人はああだ、こうだという目で見てはならないのです。
18:11 そこでパウロは、一年半ここに腰を据えて、彼らの間で神のことばを教え続けた。
パウロは主の御言葉に従ってこの町で伝道し、教会が誕生しました。その町の信者に宛てて書かれたのが第一、第二コリント人への手紙です。その手紙は今も私たちの祝福となっています。
み言葉に聞き従う時、自分だけではなく多くの人の祝福となるのです。
祈り:天の父なる神様、あなたのお約束を信じて、大胆に福音を伝える者とならせてください。