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聖なる山から答えられる神様  詩篇3篇  2015年2月3日

 

表題によれば詩篇3篇はダビデがその子アブシャロムからのがれたときの賛歌です。(Ⅱサム15‐17章)ここでダビデは息子アブシャロムの謀反による逃亡生活の中で神に対する信頼を告白しています。

 

Ⅰ 問題のただ中で主を見る。3節

 

この時ダビデは息子アブシャロムの謀反による逃亡生活の中にいました。アブシャロムに加担する者の数が増えているというダビデの言葉に彼の不安が読み取れます。多くの者が私のたましいのことを言っています。「彼に神の救いはない。」と。そのような中でダビデは「 しかし、主よ。あなたは私の回りを囲む盾、私の栄光、そして私のかしらを高く上げてくださる方です。」と主に目を向け、信仰を告白します。私たちも困難の中で忘れてはいけないことは主を見上げること、主がどのようなお方であるかを知ることです。

 

Ⅱ 問題の中で主を呼び求める 4節

 

問題の中でダビデは主を見上げ、主を呼び求めます。「私は声をあげて、主に呼ばわる。すると、聖なる山から私に答えてくださる。セラ」〈呼ばわる〉とは,継続・繰り返しを表す言葉です。〈聖なる山〉とはエルサレムのことであり,ダビデが運び入れた主の契約の箱の所在地です。ダビデは逃亡に際して,主の箱を移動することを禁じました。(Ⅱサム15:24‐29)。ダビデの信頼は契約の箱にあるのではなく生ける主にあったのです。また主が共にいて下さるなら,再び聖なる山エルサレムに主が伴い帰して下さるという期待を持っていました。困難な状況の中でダビデが祈ったように、私たちも苦しみの時に主を呼び求めることが許されています。困難の中で私たちがまずしなければならないことは祈ることです。

 

Ⅲ 平安を下さる神様 5~8節

 

困難な状況の中でダビデは主に祈りました。そして心に平安が与えられました。彼は「私は身を横たえて、眠る。私はまた目をさます。主がささえてくださるから。」と自分の信仰の確信を告白します。彼は不安や危険の中で主から安らかな眠りを与えられました。そして主がささえてくださるからという主への強い信頼を告白します。そして「主よ。立ち上がってください。私の神。私をお救いください。あなたは私のすべての敵の頬を打ち、悪者の歯を打ち砕いてくださいます。」と主を呼び求め、主への信仰を告白します。困難の中にある時は神ご自身の出動を求めるのが最善の策です。私達の羊飼いであるイエス様は羊を守るためにサタン悪魔と戦い、打ち砕いてくださいます。

 

祈り:天の父なる神様、あなたは私に平安を下さる主です。困難の中でも慌てふためくことなく、あなたに信頼し、あなたを呼び求める者とさせてください。アーメン

 

詩篇3:4 私は声をあげて、主に呼ばわる。すると、聖なる山から私に答えてくださる。セラ

聖なる山から答えられる神様

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