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かめの粉は尽きず           Ⅰ列王17章1~16 2015年2月12日(木)

 

紀元前9世紀前半に北王国イスラエルで活躍した預言者エリヤ。彼の名前は「主こそ神である」という意味です。当初ギルアデのティシュベに居住したことから,「ティシュベ人」として紹介されます。アハブ王の妻はシドン人でバアル信仰をイスラエルにもたらしました。そのことにより主の怒りを引き起こしました。バアル神と言うのは豊作の神、また雨をも支配する神でした。エリヤはそのようなバアル神に対して雨が降らないと宣言し対決します。雨をも豊作をも支配されるのはまことの創造主なる神です。主こそ神なのです。

 

Ⅰ エリヤの神の御言葉に対する従順 

 

アハブ王がバアル信仰、アシェラ像信仰によって主の怒りを引き起こしていた時(16:33)、

神様は預言者としてエリヤを遣わされた(17:1)。そして彼は大胆に神のことばを語り、民

の心を主に向けさせた。

彼はまず神のことばを聞いた。神のことばを語る者はまず、自ら神の

ことばに聞かなければならない。エリヤは自分勝手に神のことばを語ったのではない。彼は神

のことばを聞いた。それゆえ、彼は神のことばを語る事ができた。私たちもまた神のために語

ろうとするなら、まず神に聞くことが必要である。

次に彼は神のことばに聞き従った(5、10)。神に聞くだけでなく、神に従うときに神の力が

伴う。祈って宣言した後も祈り待ち望むことが必要。エリヤは荒野で神に祈り、神との深い交わりをしていた。それは後に続く神のための大仕事に大切な準備であった。

私たちも神の人として生きようと願うなら、また神のわざを体験しようとするなら語られ

た神のことばに従順に従うことが大切です。
 

Ⅱ 神様の供給 飢饉の中で主はどのようにエリヤを養われたか?

 

神様は考えられないような方法をも用いて私たちの必要を満たすことができるお方です。最初はカラスによってパンと肉を供給し(神の約束4節 約束の成就6節)、ケリテ川の水を飲ませ、川の水が枯れた時にはツァレファテのやもめを通して養われた(神の約束9節 約束の成就16節)。
 神は5つのパンをもって五千人を食べて満ちたらせ、余りが12のかごに一杯にさせることのできる方!荒野においてイスラエルの200万人を天からのマナで毎日満たすことのできるお方です!神様の奇跡を見るためには信仰が必要です。また神様に喜ばれるためには信仰が必要です。ヘブル11:6「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることとを、信じなければならないのです。」

 

Ⅲ かめの粉は尽きず、つぼの油はなくならない やもめはどのような状況?

 

神様が大預言者エリヤを養うために用いたのは、最後のパンを食べて死のうとしているやもめでした。

17:12 彼女は答えた。「あなたの神、主は生きておられます。私は焼いたパンを持っておりません。ただ、かめの中に一握りの粉と、つぼにほんの少しの油があるだけです。ご覧のとおり、二、三本のたきぎを集め、帰って行って、私と私の息子のためにそれを調理し、それを食べて、死のうとしているのです。」

17:13 エリヤは彼女に言った。「恐れてはいけません。行って、あなたが言ったようにしなさい。しかし、まず、私のためにそれで小さなパン菓子を作り、私のところに持って来なさい。それから後に、あなたとあなたの子どものために作りなさい。

17:14 イスラエルの神、主が、こう仰せられるからです。『主が地の上に雨を降らせる日までは、そのかめの粉は尽きず、そのつぼの油はなくならない。』」

17:15 彼女は行って、エリヤのことばのとおりにした。彼女と彼、および彼女の家族も、長い間それを食べた。

17:16 エリヤを通して言われた主のことばのとおり、かめの粉は尽きず、つぼの油はなくならなかった。

 

* エリヤの信仰:人間的情を越えて、やもめを神の信仰に立たせようとした。決して自分が

先に欲しいのではない。13節

 

* やもめの信仰:エリヤを通して語られた神のことばに信頼し、従った。神はそのような彼

女の信仰を用いて神のわざを行われた。

 
神の無限の供給!あなたのかめの粉は尽きたか?つぼの油はきれたか?天を見上げ、無限の供給を持っておられる主にあなたの必要を訴えてください。

かめの粉は尽きず

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