top of page

心配無用    ルカ12:22~34     2015/ 11/26

 

ナポレオン・ヒル「現代人の7つの不安と恐怖」貧しさ、失敗、病気、愛を失う、老いていく、自由を失う、死の恐怖 増加する自殺者の問題 WHO 毎年100万人以上!金持ちも貧しいものも悩む

 

Ⅰ 心配するのを止めなさい(天の父がおられる)空の鳥、野の百合を見よ!22~30節

並行記事マタイ6章参考

 

* 富に支配された心は思い煩いに支配されます.食べる物,飲む物,着る物はどうでもよいということではありません.無計画や怠惰を勧めているのではありません.しかし,こうした物質的な必要を満たすことがすべてであるかのように,それにとらわれて生きてはならないということです.イエスは幾つかの事実を指摘し,思い煩いから解放される道を示します。

第1に,〈たいせつな〉(25)命や体を神が与えて下さっているのだから,食べ物や着物といった,より小さなものも神が備えて下さるはずである.

第2に,〈空の鳥〉(26)は種まき,刈り入れ,倉に貯蔵するといったことをしないが,〈天の父がこれを養って〉(26)いるし,〈野のゆり〉は〈働きもせず,紡ぎもし〉(28)ないが,やはり神が美しく装っている.たちまち枯れてしまう草でさえソロモンの栄華(Ⅱ歴9章)に勝る装いが与えられている.それならば,鳥や草よりはるかに重要なご自身の子たちの世話を神がしないはずがない.

第3に,思い煩うことは全く無駄なことである.私たちの命そのものが神の手の内にあり,私たちにはそれを延すことが出来ない.従って,心配してもどうにもならないことを心配することをやめよ。鳥は種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしない。それは鳥にはできない。天の父が配慮される。
第4に,思い煩いは性格の問題ではなく,信仰の問題となる.神を知らない異邦人なら,思い煩うのも不思議ではない.しかし,神の子供たちが思い煩うなら,それは〈天の父〉(32)を信頼していない証拠となる.神を信頼しない時(自分を土台とするとき)様々な心配

 

〈信仰の薄い人たち〉すべての必要を知っている天の父を信じているはずが,実際に困難に出会うとその信仰が機能しなくなる.だから問題や困難を見るのではなく,神に向かうことが重要である.その時,本当に心配しなければならないことは,別のところにあると気付かされる.

雀の1羽、私達の髪の毛1本にさえも心を砕かれる。生かされている。人生には意味がある。結局のところ、心配するのは我力でやるところから来る。信仰の薄い所から心配が生まれる。我力で頑張り、天の父の愛と力に信頼することをしないから。

 

Ⅱ 第一に求めるべき神の国と神の義 31~34節

 

何が大切?追い求めるべきことは何か? 最大の関心事は何か?

〈神の国とその義〉(33),つまり神の支配の内にあること,神の御心にかなっていることこそ重要です.神と正しい関係にあるなら,本当に必要なものは備えられていく.だから〈あすのための心配は無用〉(34)です.今日も〈労苦〉のあることを覚え,それも神の手の中にあることを覚え,「ただ,この一事に励」(ピリ3:13)むことが大切なのです。

 

何をもっとも大切なものとして生きているのか?富か?創造主の神か?神の国と神の義か?天の父は我らの全ての必要を知っておられて、それだけでなくそれを満たす力と愛に満ちている。それゆえ、天の父に信頼し、委ねよ。私達のなすべきは神の国とその義とをまず第一に求めるということ。その時、神が責任をもって支えてくださることを信頼できる。明日を心配しない秘訣、それは今を一生懸命に生きること。神の御心を行なうと言うこと!過去は過ぎた。変えられない。未来はまだ来ていない。与えられているのは今!それを悔いの無いように生きることです。

 

祈り:天の父なる神様、問題に押しつぶされそうになり、心配になる時、天地を造られ支配しておられるあなたを見上げさせてください。あなたは恵みに満ちた私の天の父です。あなたにすべての思い煩いを委ねます。アーメン

「心配無用

bottom of page