top of page

「神様のみこころにかなう人」 Ⅰサムエル 13:13-23 2014年12月11日

 

 イスラエルの初代の王サムエルは神様に油注がれた器でした。しかし、ペリシテとの戦いの時にサムエルを待たず自分でいけにえを捧げ、そればかりかそのことを民やサムエルのせいにして悔い改めようとはしませんでした。神様はご自分の心を心とする王を立てることになるのです。

 

Ⅰ 約束のものを手に入れるためには忍耐が必要

 

サウルは愚かなことをしてしまいます。サウルは,サムエルが命じたように7日間待ったが,なかなか彼が到着せず,民がどんどん戦列を離れ散って行くので,とうとうしびれを切らして,祭司の役割を自ら果そうと決意し,自分で全焼のいけにえをささげてしまったのです。ところが皮肉にも,ちょうどそのいけにえをささげ終ったところへサムエルが到着したのでした。彼にはもう一時の忍耐が足りなかったのです.約束のものを得るのに必要なのは忍耐です。

ヘブル10:36あなたがたが神のみこころを行なって、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です。

 

Ⅱ 御心にかなったものを立て用いられる神様 13,14

 

サウルは不適格者として退けられ,まだ名前は挙げられていませんが,主は〈ご自分の心にかなう人〉を代りに立てられる,との宣告が下します。(13‐14)サウルは背も高く、誰よりも王にふさわしいように見えました。しかし、神様は心をご覧になられるお方です。

 神様はご自分の心を心とする人、神様の命令を重んじる人を選び用いられるのです。モーセ、ヨシュア、ダビデ・・・はそのような人でした。そのような者を神様が見出されるならその人を通して御力を現わしてくださるのです。今日も神様はそのような人を求めておられるのです。

 

Ⅲ 神様が救われるのに人数や武器は関係ない 

 

 ペリシテ人との戦いにおいて,イスラエル側は,その人数の面でも武器の面でも,はなはだしく劣っていました。以前は3千人いた民も6百人に減ってしまいました(15b).またイスラエル人のうち,剣や槍を持っているのはサウルとヨナタンくらいで,その他の者たちは石投げや杖,棒,そして恐らく農具の類を持っていたのでしょう。しかし、神様はそのような状況でもイスラエルに勝利を与えられるのです。

 

Ⅱ歴代14:11 アサはその神、主に叫び求めて言った。「主よ。力の強い者を助けるのも、力のない者を助けるのも、あなたにあっては変わりはありません。私たちの神、主よ。私たちを助けてください。私たちはあなたに拠り頼み、御名によってこの大軍に当たります。主よ。あなたは私たちの神です。人間にすぎない者に、あなたに並ぶようなことはできないようにしてください。」


祈り:神様、私が言い訳ばかりして悔い改めをおろそかにすることがないようにお助け下さい。あなたの心を心とし、あなたの命令を重んじる者とならせて下さい。主の御名によってアーメン。

「神様のみこころにかなう人」

bottom of page