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信仰の女性ルツ ルツ記 2014年11月27日
時は士師の時代、人々の信仰は低迷し、社会は混乱していた。そのような中にあってナオミとモアブの女ルツのうちには美しい信仰が保たれていた。
Ⅰ 人情を超えるルツの信仰 1:16,17
ベツレヘムが飢饉でモアブに逃れたナオミ一家。そこで夫も二人の息子もなくなる。ナオミはベツレヘムの飢饉がなくなったことを聞き、二人のモアブ人の嫁を連れて帰ることにする。しかし、それは嫁たちにとって幸せな道ではないと思い彼女たちの母のところに返そうとする。弟嫁はナオミに従ってモアブに帰っていくがルツはナオミについて行くと言う。あなたたちの不幸な姿を見るのが辛いという姑ナオミのことを思い弟嫁は帰って行くのに、なぜ、それでも行くというのか。
ルツは言った。「あなたを捨て、あなたから別れて帰るように、私にしむけないでください。あなたの行かれる所へ私も行き、あなたの住まれる所に私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。あなたの死なれる所で私は死に、そこに葬られたいのです。もし死によっても私があなたから離れるようなことがあったら、主が幾重にも私を罰してくださるように。」ルツ1:16,17
神によって結ばれた嫁と姑。ルツの決断は人情を超える信仰によるものであった。
Ⅱ 神様の摂理 2:3,4
ナオミは、嫁のモアブの女ルツといっしょに、モアブの野から帰って来て、大麦の刈り入れの始まったころ、ベツレヘムに着く。モアブの女ルツはナオミに言った。「どうぞ、畑に行かせてください。私に親切にしてくださる方のあとについて落ち穂を拾い集めたいのです。」すると、ナオミは彼女に、「娘よ。行っておいで。」と言った。ルツは出かけて行って、刈る人たちのあとについて、畑で落ち穂を拾い集めたが、それは、はからずもエリメレクの一族に属するボアズの畑のうちであった。ちょうどその時、ボアズはベツレヘムからやって来て、刈る者たちに言った。「主があなたがたとともにおられますように。」彼らは、「主があなたを祝福されますように。」と答えた。
「はからずも」「ちょうどその時」すべては偶然ではなく神様のご計画・摂理 ルツはその後夫」となるボアズと出会い、救い主の家系に連なることになる。あなたの人生にも神様の摂理がある。さまざまな出会いも神のご計画。
Ⅲ 贖いーボアズによる買戻し 3,4章、
ナオミの指示に従ったルツに対しボアズはすぐに律法に基づき買戻しの権利を実行する。そしてボアズとルツは結婚し、二人の間にダビデの父エッサイの父オベデが生まれる。それはナオミにとっての慰めと幸福であった。
結論:異邦の女性ルツは、主を信じ一生懸命生きた。生活した。そして彼女は知らなかったが主は彼女を用いイスラエルの最大の王ダビデの家系、さらに救い主イエス・キリストの家系に連なることとなる。4:17、マタイ1:5 私達の人生も主の手の中にあって、何気ない日常生活も神様の大きな計画の中にあって用いられる。石ころからアブラハムの子孫を起こされる神