バラムの過ち 民数22~24章  2014年8月28日

 

バラムはメソポタミヤの町ペトルの人.占い師であった。彼の名前は民22‐24章に50回出てくる。モアブの王バラクは,ヨルダンの谷に宿営したイスラエルの民を恐れた.そこで,はるか北のペトルにいる有名な占い師バラムを礼物で雇ってイスラエルをのろわせようとした.主はその招きに応じることを初めは禁じ,後には許した.しかし主の使いがバラムが道を進むことを妨害する.さらに,バラムと彼の乗るろばと主の使いの間の対決を経て,彼は再びバラクのところに行くことを許される.しかし結局バラムはのろうことができず,かえって3度にもわたってイスラエルを祝福したので,ついにバラクの約束した礼物を受けることができずに彼は家に帰った.

 

Ⅰ バラクの恐れとバラムへの呪いの依頼 22:1~

 

モアブの王バラクは,エモリ人の2つの王国シホンとオグとが完敗したことを聞いて恐れ,策略を講じ始めた。そして占い師で有名なバラムを呼び寄せようとする。イスラエルを呪わせるために。

 

当時、占いとそののろいのことばの魔術的な働きへの信仰は広く行き渡っていた.それらの信仰によれば,占い師が到着することは致命的な危険を表すものであった.しかし,主は人間ののろいを祝福に変えることができる。バラムは主が許したことしか語れない。クリスチャンは主の守りの中にある。だから魔術や呪いを恐れることはない。

 

Ⅱ 神の言葉とバラムのためらい 22:8~

 

 バラムは主がイスラエルを呪うことを許さず、祝福しておられることを知りながら心の底ではバラクの約束した金銭に目がくらみ、バラクのところに行こうとする。しかし、最初、一緒に行くことを禁じた主は最後にはバラムの好きにさせる。しかし、主が告げることだけをせよと釘をさす。彼は決して主に忠実な聖徒ではなく金銭を愛し、異教の祭儀と不道徳にかかわる者として描かれる。(Ⅱペテ2:15,ユダ11節黙2:14、)聖書は私たちがバラムの誘惑に負けないように教える。異性、金銭、地位欲、名誉欲に心を奪われないで主の御名が崇められ、御国が来、御心が行われることをこそ求めるべきである。

 

Ⅲ ロバが口を開いた 22:21~

 

 神はバラムの中途半端な態度に対して不快をあらわにし,道を妨げるために主の使いを遣わされた.剣を抜いたその姿を見たのは,バラムや供の者でなく,ろばであった。ろばはひるんで,身を引いたため,3度もむちを受けることとなった。主はバラムに「あなたの道がわたしとは反対に向いていた」(32節)としてとどめようとした。大事なのは主の声を聞き分けることです。神は講壇からはもちろん、いろいろな方法で語られる。思いがけない方法で、必要であればロバの口を開いて語らせる。この人を通しては語らないと思うような人を通しても語られる。心を開いて妻、夫、親、子供、同僚からも主の声を聴く謙遜さを祈り求めよう。

 

祈り:主よ正しい心であなたを愛し、あなたの御声を聞き分けるものとならせてください。アーメン

「バラムの過ち」