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Ⅰコリント13:1~13 2014年1月9日
序:
聖書が教えるアガペーの愛は一方通行の愛。与えて惜しまない、見返りを求めない愛です。12章、14章で聖霊の賜物について教えるパウロはその中間に大切な愛の問題を語っています。
Ⅰ 愛がなければ(愛の優越性)何の価値もない1~3節
13:1 たとい、私が人の異言や、御使いの異言で話しても、愛がないなら、やかましいどらや、うるさいシンバルと同じです。
13:2 また、たとい私が預言の賜物を持っており、またあらゆる奥義とあらゆる知識とに通じ、また、山を動かすほどの完全な信仰を持っていても、愛がないなら、何の値うちもありません。
13:3 また、たとい私が持っている物の全部を貧しい人たちに分け与え、また私のからだを焼かれるために渡しても、愛がなければ、何の役にも立ちません。
異言、預言、知識、山を動かすような信仰、施し、自分の体を焼かれるために渡す。どれも素晴らしいことです。しかし、愛からでなくなされうることもあります。これらの素晴らしいこと、優れたこともも愛がなければ何の値打ちもないし、何の役にも立たないとまで言うのです。3節に書かれているようなものは愛の極致のように思えます。しかし、相手に対する純粋な愛以外の動機からもなされ得るのです。人はうわべを見る。しかし、主は心をご覧になるのです!
Ⅱ 愛とは何か,何でないか(愛の定義) 4~8節
13:4 愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。
13:5 礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、
13:6 不正を喜ばずに真理を喜びます。
13:7 すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。
13:8 愛は決して絶えることがありません。預言の賜物ならばすたれます。異言ならばやみます。知識ならばすたれます。
ここには愛の定義がある。何が愛で、何が愛でないかが示されている。鏡のように自分の姿を照らし合わせてみてみましょう。
「寛容」:どこまでも大きく受け入れていく大きい器です。忍耐強い
「親切」:行動に現された愛です。日常生活にたくさんの機会があります。
「ねたまず」:人の喜びを共に喜べる。それは本当の愛 人と比べないことです。
「自慢せず、高慢にならない」:真の愛は謙遜
「礼儀に反することをせず」:他人に恥ずかしい思いをさせない配慮、思いやり
「自分の利益を求めず」:愛は自己中心の反対、自分のやり方を押し通そうとしない。
「怒らず」:いらいらしたり、怒りっぽいことは愛ではない。
「人のした悪を思わず」:記録しない。人に恨みを抱かず、人から悪いことをされても気にしない。
「不正を喜ばずに真理を喜ぶ」:ゴシップ好きでない。何を喜んで見、聴いているのか?
「すべてをがまん」:いらいらして我慢できないのは愛ではない。イエス様はどれだけあなたに我慢し、赦してくれたか・・・
「すべてを信じ、期待」:失敗をも最終的なものと思わない。その人の善を信じ続ける。
「耐え忍ぶ」:
※それらは主の私たちに対する愛!ペテロに対する主の忍耐
愛のところにイエス様を入れるとピッタリ。これはイエス様の肖像画。キリストは文字通りこの様なお方です。目に見えない神が目に見えるように人となってこられた。この様な愛で愛された。ありのままの私たちを「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」とおっしゃり私たちのすべての罪とがを背負い十字架に掛かりいのちがけで愛してくださったのです。
Ⅲ 愛を追い求めなさい
13:13 こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。14:1 愛を追い求めなさい。
この世のものは過ぎ行くもの。しかし、神に対する信仰と信仰から生まれる希望、そして神から来る愛はいつまでも残るのです!
人を愛せるようになるための5つのステップ
① 神の愛を体験する ヨハネ15:12
他の人々を愛する前に、まず、自分が神にどれだけ深く愛されているかを感じ、理解する必要。
ヨハネ15:12 わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの 戒めです。
② 敵を赦す コロサイ 3:13
人々を愛することを学ぶ第2ステップは、自分を傷つけた人々を赦すこと今を健全に生きるためには、過去を手放さなければならない。今日から人々を愛し始めるためには、過去の扉を閉じなければならない。そのための方法はひとつしかない。赦すこと、あなたを傷つけた人を赦すこと。
3:13 互いに忍び合い、だれかがほかの人に不満を抱くことがあっても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。
3:14 そして、これらすべての上に、愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全なものです。
③ 愛の思考で考える ピリピ2:4,5
自分のことばかりでなく、他の人々の必要、傷、問題、願望、目標に焦点を合わせる。
※ 最も不愉快な人、愛しにくい人というのは、最も愛を必要としている人。肯定的な注目を得られなかった人は、否定的な注目を集めることに躍起になる。無意識のうちに、「誰か私の存在に気付いてください」と叫んでいる。思考が感情を決定する。2章
2:4 自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい。
2:5 あなたがたの間では、そのような心構えでいなさい。それはキリスト・イエスのうちにも見られるものです。
④愛によって行動する ルカ6:27,28 エペソ4:2
6:27 しかし、いま聞いているあなたがたに、わたしはこう言います。あなたの敵を愛しなさい。あなたを憎む者に善を行ないなさい。
6:28 あなたをのろう者を祝福しなさい。あなたを侮辱する者のために祈りなさい。
4:2 謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い、
信仰によって愛する あなたの敵を愛しなさい 善を行いなさい あなたを呪うものを祝福しなさい あなたを侮辱する者のために祈りなさい。
⑤ 最善を期待する Ⅰコリント13:7
13:7すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。
「あの人を変えることができたなら」と思っている人。あの人を変える、その秘訣は「こうなってほしいと願っている通りにその人を扱うこと」です。
※神によってどんなことでもできるのです。愛のない私たちも神様によって愛の人に変えられるのです。